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韓国語の勉強を兼ねています K-POPアイドルを中心とした音楽や芸能・映画に関する分析やレビューをぶん投げます

3度目のK-POPブーム襲来と、その軌跡

 (세번째 케이팝 유행과 지금까지의 궤적)

 

今から10年ほど前、BoA東方神起、BIGBANGを皮切りに、日本を含むアジア諸国で韓国発祥アーティストの知名度が高まった。

지금부터 10년 쯤 이전 보아, 동방신기, 빅뱅을 시작으로 일본 뿐만 아니라 아시아 전역에서 한국 출신 가수들의 지명도가 높아졌다.

 

この頃小学生ぐらいだった私は、韓国と聞いてもまだ「冬ソナ、キムチ、アニョハセヨ」ぐらいのイメージしかない鼻垂れ小僧であり、その流行の波に乗ることはできなかった。

그 때 초등학생이었던 나는 “한국” 이란 말을 들어 봐도 “1.겨울 연가 2.김치 3.안녕하세요” 그 정도밖에 상상하지 못했던 유치한 아이였기 때문에, 그 유행을 타기가 할 수 없었다.

 

当時はまだ〝K-POP〟という明確な概念が存在していたわけではない。

또 그 때는 “케이팝” 이란 명확한 개념이 존재하지 안했었다. 

 

しかし、この2000年代前中期がK-POPの第1ブームと定義されることになる。

 그러나 그 2000년대 전기~중기가 케이팝의 제1유행기라고 정의하게 됐다는 것이다.

 

2000年代後期になると、KARAや少女時代など、大手事務所のガールズグループが日本で一斉を風靡した。

2000년대 후기가 되면 카라나 소녀시대 등 큰 회사의 여자 아이돌 그룹이 일본에서 많은 인기를 받았다. 

 

キュートなヒップダンスや「美脚すぎるアイドル」などのコピーで大流行した彼女たちは、日本の音楽番組やバラエティにこぞって出演し、熱心に活動を行なった。

これがいわゆる第2ブームである。

そして、ここでようやく私たちは、〝K-POP〟と名付けられた新しい音楽を知ることになるのだ。

日本の大衆音楽をJ-POPと呼ぶのに対して、韓国の大衆音楽をK-POPと呼ぶー

極めて端的な概要のそれは、その実態も非常にキャッチーかつ新鮮なもので、目新しい物好きのファッショナブルな若者を中心に、日本であっという間に多数のファンを獲得した。

 

 しかし、2010年代の前期になると、国際情勢悪化の影響か、国内で〝韓流締め出し〟の風潮が蔓延った。

テレビを点ければひっきりなしに流れていた韓国アイドルの曲や映像はぱったり。

賑やかだった国内のコリアタウンは、どこもかしこもがらんどうになってしまう。

寂しさを嘆く私たちの心とは裏腹に、ブームの衰退を喜ぶ記事や、辛口のコメントがネット上で飛び交った。

国内での流行コンテンツとは違い、やはり国際的な問題が絡むと、メディアとしても気にせずバンバン売っていこうぜというわけにはいかないらしい。

成す術の無い一般人の私は、初めは惜しみつつもなんやかんやでK-POPを離れ、結局は日本国内の萌え事に勤しむこととなった。

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そんなこんなで、今。

絶望視されていた日本でのK-POPブームの再熱が、じわじわと進行しつつある。

時は平成の終わり、2010年代も後期に差し掛かったところ。

この空白の4、5年の間に唯一神EXOは爆誕し、地球征服のための順調な功績を積むという輝かしい軌跡が存在しているのだが、ここでは割愛する。

まずは、TWICE。

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これまでどれほど祈っても叶わなかった、韓流アーティストのMステ再出演。

それを日本デビュー直後にあっさり達成してしまった、前代未聞の多国籍ガールズグループ。

老若男女問わず、幅広い世代を虜にする彼女たち9人は、日本人メンバーのミナ・サナ・モモを筆頭に、国内での知名度を一気に押し上げた。

 きっと、これは。

いや、紛れもなく、第3ブームの先駆けである。

もちろんそれだけではない。

PLEDIS期待の大型新人・SEVENTEENや、YGイチ押しのガールクラッシュアイコン・BLACKPINK。

そして忘れてはならないBighitのー

韓国音楽史上最大のダークホース、防弾少年団

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彼らの相次ぐ日本デビューや音盤発売、そして大型雑誌や有名テレビ番組への出演が、この国を再び大きくK-POPに沸かせようとしている。

今回のブームは、SHINeeやEXOなど、既に日本である程度の功績や知名度を得ているグループによるものではない。

これまでその影に潜み、ネクストブレイクと謳われてきた若手の彼ら、そしてK-POP史に新しく名を刻むであろう、新人の彼女らがもたらした効果である。

では、それはなぜなのだろうか。

彼または彼女らには、一体どれほどの魅力が潜んでいるというのだろうか。

 詳しくは次回以降の記事で綴ることにしよう。