6:12 a.m.

韓国語の勉強を兼ねています K-POPアイドルを中心とした音楽や芸能・映画に関する分析やレビューをぶん投げます

EXO-L-JAPAN、4年目の花道

昨日7/1、日本では4度目のファンクラブイベントとなる「EXO-L-JAPAN presents EXO CHANNEL“ADVENTURE”」が夜の部で最終回を迎えた。

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6/29-7/1の3日間、全5回にわたって行われた今回のイベント。

4年連続司会を務める藤田琢己氏と、お馴染みゲストのエハラマサヒロ氏による高いトークパフォーマンスが、今年もEXOメンバーと会場のボルテージを常に高い位置で保ち続けた。

いつもはステージで完璧な姿を見せることに全力を尽くすプロアイドルのEXOだが、こと2人を前にすると、途端に無邪気な子供のようにはしゃぎ回る姿はあまりにも新鮮で、そしてこの上なく愛おしい。

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コーナー中のメンバーたちの細かい言動やユニークな行動の数々については、Twitterにたくさんレポがあるので、今回ここでの記載は割愛する。

 

毎年「TALK」「GAME」「LIVE」の3つのCHANNELで構成される2時間半強のスケジュールだが、今回のLIVE CHANNELで披露された曲は以下の7曲である。

Ko Ko Bop

Electric Kiss

Cosmic Railway

Peter Pan

Run This

Drop That

Power

真夏の夜の、Ko Ko Bop!

茹だるような灼熱の赤と、妖艶なピンクのライトが溶け合って降りた、小さなステージの上。

ラフなTシャツ姿の8つのシルエットが軽やかに揺れるたび、 私は心で何度も目眩を起こしそうになった。

去年の夏私が参加したSMTOWNでは、カムバック前でまだ見ることはできなかった。

12月と2月のElyXionで見たけど、あれは身の毛も凍る真冬だった。

四季の中で最も明るく、大好きなこの季節に見せてくれた、大好きなこの曲。

平成最後の夏は、平成最高の夏になる。

そんな確信をくれたようなトキメキと高揚感が、私の身を包んだ。

3曲目のCosmic Railwayは、正直私の好きな曲ではなかった。

日本オリジナル曲特有のいかにも王道なバラード感と、何か目に見えない壮大な物悲しさを見据えたようなサビのメロディに、どうしても不安感を煽られるような気がしたからである。

ただ会場天井のガラス窓に映るペンライトの波が、まるで星空のように、天の川のようにぼうっと煌めいているのを眺めながら、願わずにはいられなかった。

「煌めく星空で待ち合わせして 時の彼方で会おう」

「見上げる星空は僕らを繋いでる 何度も巡り逢おう」

その痒いほどロマンティックな歌詞を何とも軽やかに、かつ気高く歌い上げるメンバーたちが。

その心と言葉がどうか、いつまでも不変のものでありますように、と。

 

その他、日本公演らしい独特のセットリストでステージを完成させ、4度目のファンイベントは大盛況のまま終わりを迎えた。

同じ国に生まれ、同じ言葉を話すわけではなかったけれど、EXO-L-JAPANの一員として彼らと触れ合う機会があるたび、私はそんな自分をいつも誇りに思う。

どうかこの先も、花道だけ。

EXOとEXO-L-JAPANが手を取り合って歩いていく未来には、きっとそれ以外必要ない。

 

ありがたいことに、3週間後には再びSMTOWNで、彼らの姿をお目にかけることができる。

その1ヶ月後にはa-nationも控えている。

私たちは、まだまだ、生きていける。

8月頃に噂されているレイを含めた9人でのカムバックに期待を寄せながら、鬱蒼とする暑さに負けずに、日々を大事に生きて生きたい。

 

チェンベクシの血と汗と涙

昨日6月8日、EXOの派生ユニットEXO-CBX(以下チェンベクシ)が、自身初の単独コンサートツアー “MAGICAL CIRCUS” の公演最終日を迎えた。

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2015年、EXO初のファンミーティングが開催された横浜アリーナ

3年後、彼らはたった3人のメンバーでその会場を3日間埋めてしまっただけでなく、続く福岡公演・名古屋公演・ラストの大阪公演まで、その勢いと観客の熱気を決して途切れさせることはなかった。

ダークな雰囲気を纏った普段のEXOのコンサートでは見られない、明るく溌溂としたセットリストや、ポップでカラフルな舞台装置、エネルギッシュな生バンドやダンサーたちによる圧巻のパフォーマンス。

デビューから6年が経った今、彼らにはまだこんなにも底知れぬ魅力があったのか、と何度も度肝を抜かれた。

 

覚えているだろうか。

今や伝説の黄金期、まだEXOが12頭の狼だった頃。

初めて出演した韓国のバラエティ番組「週刊アイドル」で、超人級の高音ヴォーカル対決で注目を集めたメンバーが一体どの3人だったのか。

ギョンスが選ぶメンバービジュアルランキングで、下位3位にランクインする3枚目キャラを発揮したのが、一体どの3人だったのか。

あの頃はまだ、彼ら自身も想像だにしなかっただろう。

しかし今思うと、それも神様が仕込んだ伏線だったのかもしれない。

いずれこの3人が韓国のみならず、日本でも完全体に劣らぬ人気を博す大勢ドルの仲間入りを果たすのだという、輝かしい未来への。

 

チェンの血

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CBXのC。

EXOのカリスマメインヴォーカル、チェン。

完全体ではいつも穏やかで面倒見のいい彼が、チェンベクシで活動する時はひとたびマンネに早変わり、という思わぬギャップが、この上なく愛おしい。

EXOの抜群の歌唱力を語る上で、私たちはいつだってチェンの存在を外すことはできない。

彼の快活な声が軽やかに旋律をなぞるたび、まるで落雷したかのように眩い閃光が、何度私たちの心臓を貫いたことだろう。

それはロスプラのUp RisingでありDrop ThatのシャウトでありエリシオンのオープニングでありAngelであり、そしてそれ以外の多くのステージに当てはまる、EXOの公演お決まりで最高級のエクスタシーだった。

そして、彼が今回のCBXツアーで魅せた「Watch Out」のソロステージ。

正直今までの彼は全くのノーマークだったというエリでさえ、心の底からの絶叫を禁じえなかったはずだ。

「会場全員抱いた」。

比喩ではない、事実である。

その色気と圧巻のスタンド捌き、チェンという表向きの姿に擬態した、キム・ジョンデという1人の男の熱い本性、沸き立つ血潮、魂の叫び。

EXOとしての彼だって、十分凄かったはずなのに。

もうこれ以上はあり得ない、と思っていたのに。

圧倒的だった。

底抜けだった。

それに、天井知らずだった。

チェンベクシがチェンベクシとして完成する上で彼は、まるでその場に集う全ての人間の感情を湧き上がらせ、熱く脈打たせる心臓のようだった。

そして血沸き肉躍る饗宴を意のままに支配する、絶対君主だった。

今までのEXOでは決して「できなかった」のではない。

「やれた」けど、敢えて「やってこなかった」だけなのである。

 

ベッキョンの汗

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CBXのB。

EXOのキュートなムードメーカー、ベッキョン

チェンが心臓なら、ベッキョンはきっとチェンベクシの “顔” だろう。

韓国オリジナル曲の時のチェンベクシは魔法使いで、現実に例えるならディズニーランドのクルー。

日本オリジナル曲の時のチェンベクシはマジシャンで、現実に例えるならUSJのクルー。

このように、双方には若干異なる概念が存在する、と私は思っている。

そして、そのどちらのコンセプトにも上手く融和しているのが、メンバーの中でも特にベッキョンだと感じるのである。

例えばHey Mama!やBlooming Day, The Oneなど、SMがメインで手掛けた韓国の楽曲に関しては、本来のEXOよりかなりフランクな印象はあるものの、やはりどことなく洗練された上質なポップスという感じがする。

荒廃した更地を美しい花畑に変える―

そういうロマンティックな魔法をかけるイメージだ。

 この時のベッキョンには、EXOのダークな楽曲パフォーマンスで入っているスイッチがOFFになっている。

本来ビョン・ベッキョンとは、ああ、こういう軽やかでポップな人なんだな、というようなことを、素で目の当たりにさせてくれるのである。

一方KA-CHING!やHorololo, ソロ曲のRinga-Ringa-Ringなど、avexがメインで手掛けた日本の楽曲は、先ほど魔法で変えた花畑に色とりどりの蝶や動物たちを新たに生み出し、楽しくダンスを踊らせる―

そういう鮮やかなマジックを魅せるイメージだ。

この時のベッキョンはOFFではなく、EXOの時とは正反対の「陽」のスイッチを完全ONにしてステージに上がる。

エンジンフルスロットル、スーパーハイテンション!という感じである。

以前「人生酒場」でシウミンが「ベッキョンはEXOであるせいで発揮できていない力がある」と言っていたが、まさにそのポテンシャルがここで大爆発しているのではないだろうか。

もともとヴォーカル担当だったはずの彼が、ソロステージでバッキバキに躍り、汗を振り乱しているのを見ると、こちらの心までがかき乱されて、もう辛抱堪らなくなる。

もはやチェンベクシでの彼なくして、EXOのベッキョンを語ることはできない。

 

シウミンの涙

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CBXのX。

EXOの長男で最強オールラウンダー、シウミン。

賑やかな同学年のチェンとベッキョン、明るく眩しい雷と光を静かに鎮める、クールな氷の支配者。

彼の存在こそ、チェンベクシに未知なる化学反応をもたらし続ける魔法の正体であり、ファンキーな手品のタネだ。

もしここに加わったのが彼でなくチャニョルなら、それは誰もがご存知ビーグルラインである。

もしここに加わったのが彼でなくギョンスやスホなら、それはEXO-L自慢のヴォーカルラインである。

だが、もしシウミンなら?

もしチェン・ベッキョンと共にユニットを組むメンバーがシウミンだったら、一体どうなるのだろう?

そんな意外で実験的な誰かの好奇心が、きっと今の3人に成功をもたらしたに違いない。

「成功したオタク」の代表例としてよく名前が挙がるシウミンだが、彼のソロステージ、レーザビームの乱反射するミラーマンとのパフォーマンスでは、思わず東方神起の面影を見た。

安定的な歌唱力にも、疲れ知らずの無尽蔵な体力にも、ステージに対する静かなる闘志にも。

東方神起がいなければEXOにはなってません」と断言する彼は、たゆまぬ努力と着実な足取りで、今まさに彼らと同じ花道を歩んでいる途中なのだ。

そして公演フィナーレで見せた、思わぬ涙。

記憶が正しければ、5年前のEXO SHOWTIME4話「七番房の奇跡」以来だ。

私たちファンがそれを目にしたのは。

初の東京ドーム公演でも見られることはなかった。

もうきっと近い将来、見られることはないのだと思っていた。

だがアンコール最後のサプライズで、あろうことかこの日本公演で、彼は私たちの前で堪え切れない涙を流してくれた。

EXOの頼れる長兄で、メンバーを「守らなくてはいけない弟たち」と位置づけ、いつも一歩離れたところでその姿を優しく見守っていた彼が、初めてファンの前で自分の感情を露わにしてくれた。

チェンベクシというユニットの存在が、その素晴らしい公演が、それを可能にしてくれたのだ。

韓国年齢で今年29歳の彼は、他のメンバーと比べて兵役までもう時間がない。

その事実がより一層、悲しみや不安を煽ったのだろう。

だがEXOのメンバーが流す涙で、こんなに幸せな色を、私は初めて見た。

そう断言できる。

 

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本当のところ、皆当初はそこまで大きな期待を寄せていなかったように思う。

「チェンベクシはいいからEXO完全体での公演をしてほしい」

「推しのメンバーがいないからチェンベクシのコンサートは行かない」

そんな意見を幾度となく目にした。

私も正直、いくら天下のEXOとはいえ、たった3人での海外活動なんて上手くいくのだろうかと思っていた。

わざわざチェンベクシ単独でなくても、EXOの公演で楽曲を数曲やってくれればそれでいいと思っていた。

しかし、それは大きな間違いだったのだ。

会場には口コミを聞いて訪れた大勢の人々が当日券に並び、立ち見でも構うものかと、スタンドの最後尾には連日人が溢れ返った。

EXOの公演では絶対に見ることのできない3人の新たな一面が垣間見れ、2時間30分では到底足りないほど充実した空間と記憶が、そこには確かにあった。

次に3人に会えるのは、ファンミーティングだ。

しかしそこにはチェンベクシとしてではなく、EXOとしての彼らがいる。

あの愛おしいサーカス小屋を去り、魔法を解いて、元に戻ってしまった彼ら。

会えるだけで嬉しいはずなのに、どうしてこんなに切ないのだろう。

なんて思うだけで、傲慢かもしれない。

だが、考えずにはいられないのだ。

次に3人の魔法にかかれるのは、一体いつなのだろう?

と。

その答えはまだ分からないけど、今はただ唱えて、ひたすら待ち続けるしかない。

マジカルサーカスで3人がくれた、あの幸せの呪文を。

 

 

 

花요일 Blooming Day / EXO-CBX 和訳

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春の暖かい風を連れて、我らがチェンベクシがついに帰ってきた。

それぞれの門出を祝い、新生活を活気づけるポップでカラフルな2ndミニアルバム。

曜日をモチーフにした7つの楽曲が、私たちの毎日を明るく彩ってくれること間違いなしだ。

 

 

Song: Blooming Day

Album: Blooming Days

Release: 2018.4.10

 


Hey there, don’t move

내 눈에 너를 담아내는 중이야

僕の目に君を映してるんだ

싫지 않은 표정 That’s the key

満更でもない表情

내 지친 하루의 끝에 난 너만 보고 싶으니까

うんざりする1日の終わりには君だけが恋しいから

 

네 생각이 매일 움트다

君の想いが毎日芽生える

작은 감정으로 돋아나

小さな感情で湧き出して

어느새 내 몸속 깊숙이 넌 자랐나 봐

いつの間にか 僕の身体の中深く 君は育ったみたい

바라보기에는 모자라

眺めるには物足りないよ

손이 닿아버린 그 순간 

手が触れてしまったその瞬間

네가 내 맘속에 피어나

君が僕の心の中に咲くんだ


So baby, can I be your boyfriend, can I?

네가 알지 못한 세상 알려 주고 싶어

君が知ることのできなかった世界を教えてあげたい

So baby, can I be your boyfriend, can I?

네가 원한다면 그걸 전부 주고 싶어

君が願うなら それを全部あげたい


Oh baby oh baby

너의 향기가 내게 흠뻑 배일 수 있게 

君の香りが僕にたっぷり染み込むように

Oh baby oh baby

이제 대답해 줘 oh

もう 答えてくれよ


오늘 기분은 Blue

今日の気分は

틀에 갇힌 일상에 늘 같은 Mood

型にはまった日常に いつも同じ

넌 나를 풀어내는 Master key

君は僕を解き明かす

황홀한 네 색깔이 내 하루를 바꾸지 Yeah

うっとりする君の色に 僕の1日を変えるんだ


네 생각이 매일 움트다

君の想いが毎日芽生える

어떤 감정으로 돋아나

どんな感情で湧き出すの

어느새 내 몸속 깊숙이 넌 자랐나 봐

いつの間にか 僕の身体の中深く 君は育ったみたい

너의 색에 나도 물들어

君の色に僕も染まる

손이 닿아버린 그 순간 

手が触れてしまったその瞬間

네가 내 하루에 피어나

君が僕の1日に咲くよ


So baby, can I be your boyfriend, can I?

네가 알지 못한 세상 알려 주고 싶어

君が知ることのできなかった世界を教えてあげたい

So baby, can I be your boyfriend, can I?

(All I need is love babe)

네가 원한다면 그걸 전부 주고 싶어

君が願うなら それを全部あげたい


Oh baby oh baby

너의 향기가 내게 흠뻑 배일 수 있게

君の香りが僕にたっぷり染み込むように

Oh baby oh baby

이제 대답해 줘 oh

もう 答えてくれよ

 

Ey oh

장난스런 너의 반응에

イタズラな君の反応が

Say oh

머린 어질하고 아득해

頭はクラクラして ぼうっとする

K.O., girl you knock me out, you know me out 

날 oh baby

僕を


날 비추는 까만 두 눈이 또

僕を照らす黒い瞳が また

내게 속삭이는 너의 새빨간 그 입술이

僕に囁く 君の真っ赤なその唇が

Yeah alright

닿을 듯한 너의 두 손이 (모든 게)

触れそうな君の両手が (すべてのものが)

너무 아름다워 넌 나를 숨 막히게 해 (Can I)

美しすぎる 君は僕を息詰まらせる


Can I be your boyfriend, can I?

너의 하루 끝과 시작 내가 되어 줄게

君の1日の終わりと始まりに 僕がなってあげるから

So baby, can I be your boyfriend, can I?

네가 가장 아름답게 널 피울 수 있게

君が1番美しく 君を咲かせられるように


Oh baby oh baby

너의 향기가 내게 흠뻑 배일 수 있게

君の香りが 僕にたっぷり染み込むように

Oh baby oh baby

이제 대답해 줘 Oh hey!

もう答えてよ

 

Blooming Day

Blooming Day

EXOに見る4つのアイドル適性

 

韓国のアイドル沼に浸かり始めて4年ほどだが、最近あることに気がついた。

人気のアイドルグループには、大きく分けて4つの適性が備わったメンバーが存在しているということだ。

今回はそれを少しまとめてみようと思う。

私の입덕 (オタク入門のきっかけ) グループは12人の頃のEXOなので、当時のメンバーを例に挙げて、それらを見てみよう。

 

1. 素質 (capacity) …センス適性

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人前で笑顔を作るのは呼吸するより簡単。

愛嬌で許されるルックスも処世術も、生まれた時から持っている。

気がついたらもう、愛されていた。

そんな彼らが長けていたのは紛れもなく、アイドルとしての "素質(capacity)" である。

 練習生の頃から既にファンがついていたチャニョルと、学生時代から人気者としての武勇伝が絶えないベッキョン

2人はアイドルという職業に対して、極端なスイッチの切り替えを必要としていないように思う。

もともと備わっていた先天的な器量や感覚が、たまたまアイドルをもやってのけるに相応しいほど高いレベルにあった、という感じである。

仕事を終えたプライベートの時間にも、暇を見つけては事あるごとにインスタライブやVアプリを更新し、ファンとのコミュニケーションを常に欠かさない。

コンサート中ファンサービスの良いメンバーとして名前を挙げても、この2人は必ず上位に来るだろう。

実際ファン人気で1位2位を争うのもこの2人ではないだろうか。

多忙な海外スケジュールの合間を縫って、別にやらなくてもいいことを「ファンのため」と言って難なくやってのける。

それは素であれ高いプロ意識であれ賞賛に値するし、彼らの立派な強みだ。

 

2. 才能 (ability) …スペック適性

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 言わずにはいられない。

その能力の高さが決して並大抵のものではない、と。

努力だけでは到底補うことのできない絶対的な何かが、必ず備わっていると。

そんな彼らが長けていたのは紛れもなく、アイドルとしての "才能(ability)" である。

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卓越した歌唱力で、アジアを中心に世界を驚かせ続けるEXOのメインヴォーカル・ディオとチェン。

そして、抜群のスタイルとルックスを武器に世の女性を虜にし続けるダンシングマシーン・カイとセフン。 

前述のチャニョルとベッキョンが「センス」の部分でアイドルとして長けていたとすれば、この4人は持ち前の「スペック」を活かして成功した代表例だと思う。

彼らのようなアイドルがK-POPの名を背負って世に出続けていることで、そのクオリティやブランド力が生半可なものではないと、立証し続けていくことができるのである。

彼らのようなアイドルが先に存在することで、K-POPアイドルはルックスの高さも才能の多さも妥協してはならない、という水準の高い目標がいつまでも掲げられ続けるのである。

 

3. 精神力 (mentality) …マインド適性

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人に愛され続けること。

そのために全てを捧げ、毎日を全力で駆け抜けていく。

どんなに辛くて傷ついても、大きな愛と感謝の心で全てを包み込む。

彼らが長けていたのは紛れもなく、アイドルとしての "精神力(mentality)" である。 

最年長のシウミン、リーダーのスホ、そして中国でのスケジュールとEXOの活動を慌ただしく行き来するレイ。

彼らはここまでに挙げた6人とはまた違い、多くは「マインド」の部分でアイドルとしての適性を持っていると考えられる。

彼らはアイドルとしての仕事を、「アイドルだからこうあるべきだ」という最も大きな意識に基づいて行っている印象を受けるのだ。

嫌々やっていそうだとか、オンオフが激しそうに見えるという意味では決してない。

ただこの3人は他のメンバーよりも、アイドルの職業理念に適した人間性を持っているのだとつくづく思う。

いつもファンへの礼儀とパフォーマンスに対する高い使命感を持ち、グループの最善を常に考えてメンバー達を導くスホ。

EXO初の東京ドーム公演では真っ先に涙を見せた、情に熱く義理堅いアイドルだ。

日本語を積極的に話すメンバーとしてはチャニョルやベッキョンの印象が強いが、段取りとはいえ、毎回異なった難解な日本語での進行をド忘れなしに必ず成功させるのは彼である。

最年長として、リーダーとはまた違った形でグループを支えるシウミン。

あるインタビューで彼は、EXOというものの存在を「自分が守っていかなければならない弟たち」と形容した。

この世にEXOを知り、深く関わっていこうとする人間はごまんといるが、その中でたった1人彼だけが、EXOを「守るべき存在」だと位置付けることができるのである。

その話を知った時、私は彼に対して人としてのそこはかとない「大きさ」を感じた。

グループでは小柄な方で、30手前とは到底思えないほど可愛らしい童顔だが、その中身はやはり兄としてのプライドに満ち溢れているのだ。

そして忙しい合間を縫って中国でボランティアを行ったり、空港で渡されたファンレターは出待ちは危ないからやめてほしいと言いながらもしっかり受け取り、読み、EXOとして活動ができない間も中国の番組でしっかりとEXOであることを名乗り、活動を続けるレイ。

過労で空港で倒れてしまうほど、自分の身を削ってまでアイドルとしての仕事をこなす彼の心は、アジア一、いや地球一の美しさを誇ると言っても過言ではないだろう。

 

4. 魅力 (attraction) …カリスマ適性

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恋に落ちるのに時間は関係ない。

一目見たら惹きつけて離さないそのオーラとカリスマ性、そして人間離れした圧倒的なビジュアルの強さ。

彼らが長けていたのは紛れもなく、アイドルとしての "魅力(attraction)" である。

惜しくもEXOを去ってしまったクリスとタオは、今のEXOにはない荒々しい野性や、むせ返るような漢の色気を纏っていた存在だ。

またルハンは、愛らしい顔にそぐわない男らしい内面との媚びないギャップが人気で、カイと並んでEXOのエース的ポジションを確立していた。

いずれも、一目見たら頭から離れなくなる、強烈なインパクトを持っていたメンバーたちである。

 

このように、EXOをはじめとした人気のK-POPアイドルグループは、センス・スペック・マインド・カリスマのいずれかで絶対的な適性を持ったメンバーたちが集まることで、上手くチームとしてのバランスを取っているのではないかと思う。

ちなみにここまでの分析でいうと、12人の場合のEXOは、

センス適性2人 (チャニョル・ベッキョン)

スペック適性4人 (ディオ・チェン・カイ・セフン)

マインド適性3人 (シウミン・スホ・レイ)

カリスマ適性3人 (クリス・ルハン・タオ)

となる。

9人で活動する現在も、特にスペックに長けたバランスのいい最強チームとして、常にK-POP界を席巻し続けているEXO。

なんせ大前提として、メンバーのルックスが皆ずば抜けて整っているのだから困ったものだ(困ってない)。

こんな感じで他にも、いろいろなアイドルの適性バランスを分析していこうと思う。

ちなみにこのメンバーがこの適性に長けているからといって、他が劣っているという意味では一切ない。

「セフンはダンスだけじゃなくてアイドルとしてファンの心を掴むセンスだってあるに決まってる」

「カイは普通にカリスマでしょ」

「レイの能力の高さを知らないのか、心だけでアイドルやってるわけないだろ」

みたいな意見は100も承知である。

ただどのアイドル適性が、彼らの中で最も根強く活かされている魅力なのか、という話で、そして当然ながら全て私の主観なので、そこは悪しからず。

これを読んでいるあなたも、自分の好きなアイドルグループのメンバーたちはどれに1番長けているのか、そしてそのグループそのものはどの適性に長けているのか、1度イメージして見てほしい。

 

봄비 Spring Rain / BoA 和訳

 

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立春を過ぎても、世間はまだまだ冬だ。

花粉症による痒みと炎症で人相が変わるほど目の腫れる春は、とっくに厨二病を卒業したはずのこの歳でも眼帯を手放せず、私にとっては1年のうちで最も生き辛い季節である。

だけど、ピンクに霞む遠くの景色と傘に貼りつく桜の花びら、それを優しく洗い流す春の雨は、嫌いじゃなかった。

春も雨も嫌いだけど、早くこの曲を聴きながら、そんな景色に見惚れたい。

今はまだ痛くも痒くない目をこすりながら、他人事のようにぼんやりとそう思う。

 

봄비 Spring Rain

봄비 Spring Rain

 

 

Single: 봄비 (Spring Rain)
Lyrics: Kenzie
Composition: Kenzie
Arrangement: Kenzie
Release date: 2017.04.28

 

 

미치게 너 보고픈 밤에

おかしくなるくらい 君に会いたい夜に

전화 걸고 싶은 그 이름 밑에

電話をかけたい その名前の下に

휘갈기듯 덧붙여둔 내 욕이

書き殴るように 付け加えておいた 私の欲が

내 손을 멈추게 해

私の手を 止めた

봄비는 날 간지럽히는데

春の雨は 私をくすぐるけど

눈물이 자꾸 나오려는데

涙が 何度も出てくるけど

아픈 건지 화난 건지 내가

傷ついたのか 腹が立ったのか 私が

널 또 그리워해

君を また 恋しがる

 

You’re my love, my dream

날 떠나지 마

私の元を 離れないで

Can’t you see? We’ll be together

제발, 한 번 돌아봐 줄래

お願い、1度戻ってくれないかな

Come back to me

너무 아픈데 멈추지 못해 Cry cry

とても辛いのに 止められない

 

그래 꺼져, 접어, 맘을 고칠 테니까

そう 消えて、折れて、心を治すはずだから

그 많은 너의 흔적

その たくさんの君の跡

다 버려 털어내

全部 捨てて 忘れるの

내 속을 썩히지

私の中を 腐らせるでしょう

봄비는 다시 나를 재촉해

春の雨は また私を急き立てる

네가 멀리 간 게 아니라고 해

君が遠くに行ったんじゃないって 言って

이런저런 핑계만 대는 내가

ああだこうだ 言い訳ばかりする 私が

널 다시 미워해

君をまた 憎むの

 

You’re my love, my dream

날 떠나지 마

私の元を 離れないで

Can’t you see? We’ll be together

제발, 한 번 돌아봐 줄래

お願い、1度戻ってくれないかな

Come back to me

너무 아픈데 멈추지 못해 Cry cry

とても辛いのに 止められない

 

맘이 몇 번을 변하니

心が 何度 変わったの

내가 미쳐가나 봐

私が おかしくなっていくみたい

깨진 거울 보며 웃어

割れた鏡見て 笑うの

낯선 넌 누구야

見知らぬ 君は 誰

왜 미워해도

どうして憎くても

왜 자꾸 보고 싶어져?

どうして 何度も会いたくなるの?

왜 사랑해도

どうして愛していても

영원하지 못해?

永遠でいられないの?

 

You’re my love, my dream

날 떠나지 마

私の元を 離れないで

Can’t you see? We’ll be together

제발, 한 번 돌아봐 줄래

お願い、1度戻ってくれないかな

Come back to me

너무 아픈데 멈추지 못해 Cry cry

とても辛いのに 止められない

제발, 네 친구라도 될게

お願い、君の友達にだってなるわ

Come back to me

너무 아픈데 멈추지 못해 Cry cry

とても辛いのに 止められない

Baby, Come back to me

 

 

 

우린 봄이 오기 전에 Before Our Spring / JONGHYUN ジョンヒョン 和訳

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ピンク色がよく似合うなあ、とぼんやり思っていた。

顔立ちや雰囲気はクールで男らしいのになぜだろう、とも思った。

そんな彼が春生まれだと知ったのは、ずっと後になってからのことだ。

 

 

彼がのこしてくれた新しいこの曲は、冬の厳しい寒さや悲しさを溶かし、まさに春のピンク色の陽射しを思い起こしてくれるようだった。

しかし歌詞の意味を調べると、彼が春の訪れを本当はどのように感じていたのかを、目の当たりにすることになる。

彼は春生まれだから、優しい春のピンク色が似合う人なんだね。

そんな私のうすらぼけた呑気な感想は、彼の何をも正しく評価し、理解するに値しないということが、たちまち浮き彫りになる。

 

 

Album: Poet|Artist
Lyrics: 종현 (JONGHYUN)
Composition: 종현 (JONGHYUN), 위프리키
Arrangement: 종현 (JONGHYUN), 위프리키
Release date: 2018.01.23

 

 

우린 봄이 오기 전에

僕らは 春が来る前に

따뜻하기 전에 한번 볼까요?

暖かくなる前に 1度会いましょうか?

우린 날이 밝기 전에

僕らは日が明るくなる前に

모두 잠들었을 때

全てが眠りにつく時

꼭 만나요

必ず会いましょうね

 

사실은 난 널 바라보는 게

実は僕は 君を見つめてるのが

지켜보는 게 좋아

見守ってるのが 好きなんだ

가만히 웃는 널 바라보는 게

じっと 笑う君を見つめてるのが

그냥 지켜보는 게 편해

ただ 見守ってるのが 楽なんだ

바보 같은 말이지만

バカみたいな言葉だけど

네 앞에 나서는 게 두려워

君の前に立つのが怖いんだよ

네가 날 이해 못한대도

君が僕を 理解できないとしても

괜찮아 괜찮아

大丈夫 大丈夫

아직 봄이 오기까지는

まだ 春が来るまでには

꽤나 남아 있으니까

かなり 残ってるから

 

사실은 난 또 봄이 오는 게

実は僕は また春が来るのが

따뜻해지는 게 싫어

暖かくなるのが嫌なんだ

가만히 웃는 널 멀리서 보기만 해도

じっと 笑う君を遠くから見ているだけでも

가슴이 아리는데

胸が傷むんだよ

바보 같은 말이지만

バカみたいな言葉だけど

네 앞에 나서는 게 두려워

君の前に出るのが怖いんだよ

네가 날 이해 못한대도

君が僕を 理解できないとしても

괜찮아 괜찮아

大丈夫 大丈夫

아직 봄이 오기까지는

まだ 春が来るまでには

꽤나 남아 있으니까

かなり 残ってるから

 

이번 봄은 예전보다 빨리 온다지요

今年の春は 前より早く来るんですね

차갑게 얼은 겨울은 아직 그대로인데

冷たく凍った冬は まだそのままなのに

어찌해야 하나 고민 말아요

どうしたらいいのって 悩まないでください

난 괜찮아요

僕は 大丈夫ですよ

또 내게도 봄이 오겠죠

また 僕にも 春は来るでしょう

 

난 네 앞에 나서는 게 두려워

僕は 君の前に出るのが怖い

혹시 너에게 옮길까 봐

もしかして 君に移してしまうんじゃないかって

내 눈물 내 슬픔 잊고

僕の涙 僕の悲しみ 忘れて

내게도 봄이 오면

僕にも 春が来たら

그땐 그땐 그땐

その時は

그땐

その時は

 

Before Our Spring

Before Our Spring

 

彼の存在は確かに、彼を愛するすべての人にとって「春」だった。

しかし彼そのものにとってのそれは決して、私たちの思い描くものと同じではなかったのではないだろうか。

 

 

하루만이라도 Just for a day / JONGHYUN ジョンヒョン 和訳

 

ジョンヒョンの新しいアルバムが公開された。

アップロードされたタイトル曲のMVを観ると悲しくなるどころか、ますます実感が湧かなくなってしまった。

 

このアルバムに収録されている11曲のうち、2曲だけ彼が作詞にも作曲にも参加していない曲がある。

1つはトラック5の “Take The Dive” で、もう1つがトラック8、この “Just for a day” だ。

彼が直接紡いだ「物語」ではないものの、確かに彼によって息を吹き込まれた楽曲。

歌詞がとても意味深いように感じられたので意訳してみたけれど、かえって謎が深まった。

 

彼は一体、どんな気持ちでこの曲を歌い上げたのだろうか。

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Album: Poet|Artist
Lyrics: 전간디
Composition: Chris Wahle
Arrangement: Chris Wahle
Release date: 2018.01.23

 

 

하루만이라도 Oh 하루만이라도 Oh oh Oh oh

1日だけでも 1日だけでも

 

이러지 마 자꾸 나타나 왜

やめてくれ 何度も現れるのは何故なんだ

끝났잖아 다 지난 일인데

終わったじゃないか 過ぎたことなのに

눈을 떠봐도 감아도

目を開けても 閉じても

꿈을 꾸는 순간에도 난 너야

夢を見る瞬間にも 僕には君なんだ

 

다시는 널 잊진 못한다 해도

2度と君を忘れられないとしても

어제가 또 내일이 된다 해도

昨日がまた 明日になるとしても

 

하루만이라도 Oh 하루만이라도 Oh oh Oh oh

1日だけでも 1日だけでも

하루만이라도 제발 내 하루 속에서

1日だけでも 頼むよ 僕の1日の中から

네가 죽었으면 좋겠어

君が消えたらいいのに

하루만이라도 Oh 하루라도

1日だけでも 1日でも

 

난 없잖아 이미 네 오늘엔

僕はいないじゃないか もう君の今日には

잘 알잖아

ちゃんと知ってるじゃないか

난 단 하루도 안 된단 걸

僕は ただの1日もだめだってこと

취하고 비틀대 기대고픈 순간조차

酔いしれて ふらついて 期待したい瞬間すら

난 아냐

僕は だめなんだ

 

다시는 날 보진 못한다 해도

2度と僕に会えないとしても

내일이 또 어제가 된다 해도

明日がまた 昨日になるとしても

 

하루만이라도 Oh 하루만이라도 Oh oh Oh oh

1日だけでも 1日だけでも

하루만이라도 제발 네 하루 속에서

1日だけでも お願いだ 君の1日の中から

내가 살아나면 좋겠어

僕が生き返ったらいいのに

하루만이라도 Oh 하루라도

1日だけでも 1日だけでも

단 하루라도

ただ1日でも

 

다시는 만나지 못한다 해도

二度と出会えないとしても

우리 서로 다른 내일이어도

僕ら お互いに違う明日でも

 

하루만이라도 Oh 하루만이라도 Oh oh Oh oh

1日だけでも 1日だけでも

하루만이라도 제발 이 하루 속에서

1日だけでも お願いだから この1日の中で

우리 함께라면 좋겠어

僕らが一緒なら いいのに

하루만이라도 Oh 하루라도 Yeah

1日だけでも 1日でも

 

Hey-ey 하루라도

1日でも

하루만이라도 제발 이 하루 속에서

1日だけでも どうか この1日の中で

우리 함께라면 좋겠어

僕らが一緒なら いいのに

하루만이라도 Oh 하루라도

1日だけでも 1日でも

 

Just for a day

Just for a day